新しい新居探しは
ワクワクと不安が重なりますよね。
安いお買い物でもなく、大きな出費ともなるので
“失敗したくない”
そんな気持ちがあると思います。
そんな、あなたの為に
不動産屋で働いて得た知識と自身の引越しの経験を踏まえ
今日はお部屋探しに役立つ情報をお届けします!
部屋探しでまず、大事になるのが
「希望条件」です。
例えば・・・
どんな広さに住みたいか?
どんな場所に住みたいか?
お風呂とトイレは別がいい!
オートロックがあるところ!
・・・といった感じのことです。
だいたいは自分の考えや理想があるので出てくるかと思います。
しかし、
意外と見落としている部分があります。
気づかない部分があります。
それは、誰も親切に教えてはくれません。
転勤族等で引越し慣れしている人達は経験があるのでその辺り見落とさない人もいます。
それは何かというと
そこでリアルに暮らす生活のシュミレーションです。
?????
どういうこと!?
と思った方も多いはず
いくつか例をとってご説明します!
●例1
「私、料理頑張りたいから3口コンロの広いキッチンがいい!」
→キッチンが広い部屋に入居。住んでみたらガス代が高くて結局料理をしなくなった。
●例2
「IKEAであのソファーとベッドを買って植物も育てて、リア充アップしたいなぁ」
→オシャレな内装の部屋に入居。あれ、ベッド置いたらソファのスペースがない。思っていたより狭い…。欲しかった家具が入らない…。
なんとなく、わかりましたか??
どちらの人も希望がしっかりあって“こんな生活を送りたい”があるのに部屋を決めた時にガスの基本料金(光熱費の負担)、部屋と家具の大きさのバランスを見落としてしまい思う暮らしにならなかった例です。
こんなの嫌ですよね!
今回はお部屋探しで失敗しないように見落としやすい部分、引越し慣れした上級者がよく確認しているところにポイントをおいてご紹介します。
■部屋の広さは平米数も要チェック
部屋の広さの希望と言えば一般的には
「1LDK」や「ワンルーム」「1K」等で指定する人がほとんどです。
ですが、これで不動産屋に探してもらうと自分の想像している部屋の広さと違う💦なんてことがでてきます。
その為、引越しに慣れた人は部屋の広さを平米(㎡)数で指定をします。部屋の広さのイメージを理解できているんですね!
平米数で希望の部屋を探すなんて、かっこいいですよね!
例えば、1人暮らしでベッド、ソファー、テーブル、TV台を置きたいと思った場合
洋室の広さが8帖ぐらいは欲しいところです。だいたい約25㎡以上になってきます。
広々した部屋がいい場合は30㎡以上(1Kであれば10帖ぐらいの目安)で探すと希望のイメージがヒットしやすいです。
イメージとしては下のような感じです。
[間取り:SUUMOより参照]]
部屋が広くなるほど家賃も上がるので一人暮らしで家賃抑えてとなると20~25㎡お部屋を選ぶ人が多い印象です。
ちなみに1LDKの場合はLDK10帖以上と洋室6帖以上希望しようと思うと40㎡越えになります。
地域にもよるかと思いますが、私の住んできた場所では意外と40㎡越えの1LDKは無くて30~38㎡を多く見かけます。
この場合、LDKが広くても洋室が3帖ほどだったりするのでベッド置いたら終了状態になります。
部屋の広さと平米数の感覚があれば、部屋探しの検索サイトで『〇〇㎡以上』と入れることで対象外の狭い物件を省いて検索できるので見る候補が狭まり部屋探しがスムーズになりますよ!
■プロパンガスは基本料金も確認を
部屋を決めて実際住んだ時に大事になるのが毎月かかる光熱費!!
大きく分けて
①ガス(プロパンガスか都市ガス)と②オール電化に分かれます。
オール電化の場合、電気代だけになるのでガス代は不要になります。
気をつけてみておきたいのが、ガスの物件の時です!!
都市ガスであれば安いので気にしなくてもOKです!
問題は・・・
『プロパンガス』
会社が様々あり、都市ガスと同じぐらいの良心的なところもあれば
都市ガスの倍以上のところもあります!
調べる方法!!
①管理会社(又は部屋探しの不動産屋)に聞く。
②物件を見に行った時にガスボンベに記された会社を控え、自分で調べる。
※プロパンガス会社は地域によっても料金の適正が変わります。「プロパンガス料金消費協会」等のサイトを参考に調べたガス会社が高いか比べると比較しやすいです。
毎月家賃にプラスでかかるところなので、大切なところです!
手間ではありますが確認、頑張りましょう!!
■インターネットの接続環境で通信速度が違う
PCを普段よく使ったり、スマホで動画見たりといろいろネットを使う方はネット環境も大切ですよね!
最近の物件は『ネット無料』がついたものが多くなってきています。
各ケータイ会社で大容量契約をしている方はあまり気にされないかもしれませんが『ネット無料』の物件に住めば自宅でWi-Fi環境を無料で作れるのでケータイ代金をグッと抑えることも可能になります。
ここでご紹介したいのは
『ネット無料』における落とし穴です!
無料で使えるのは嬉しいですよね!でも建物によっては通信速度が遅いものだった💦なんてこともあります。
築年数が新しいものはその辺りを考慮して回避しているところが、ほとんどなので心配は少ないですが築年数が古い場合は無理やり工事して環境を整えている場合もあるので注意が必要です。
ネットの種類『光』と記載があれば基本早いです。
しかし、『光』でもマンションによっては接続する回線の種類によっては遅くなります。
主に①光配線方式 ②LAN配線方式 ③VDSL方式 と3つの種類があります。
③を使用しているところが多いようですが、これは遅いタイプです。場合によっては、せっかくの『ネット無料』マンションを借りても自分で工事して早いのに変えたなんて人もまれにいるぐらいです。
①が早いと言われています。このタイプは最近のマンションで増えてきているようです。築浅物件であれば早いタイプになっていることが多いと思われます。
ネット接続は今や“スマホで動画、PCで検索や編集、在宅での仕事”等欠かせない環境ですよね!
その作業が遅くなると思うと、先が思いやられます。ここも生活するのに大切なポイントです!
ネットのことはこれを見てもサッパリで考えたくない人は、不動産屋に「通信速度は早い方ですか?」とでも聞いて、ひとこと確認をすることをおすすめします。
■災害時その場所で本当に大丈夫?
近年、地震に大雨と災害が途絶えませんよね…。
“自分は大丈夫!”
そう思っていても、地球温暖化が進む中、何があるかわかりません。
みんなが知る九州の玄関口である、あの博多駅も過去(2003年なのでもう何年も前ですが)に浸水したことがあります。
いつどこで浸水するか、山が崩れるか、公共交通機関が止まってしまうのか誰もわからない状況です。
ただし、もしもに備えることはできます!
住もうとしている地域がどのような環境か知っておくことで避難準備にも備えることができます。
知らない土地ならなおさら、事前にハザードマップの確認をおススメします!
電車が止まって家に帰れず、途方に暮れるなんて心細いですよね💦
東日本大震災の時、東京付近ではタクシーに長蛇の列ができ家に帰れずの人がいたニュースを見た記憶がある方も多いと思います。
部屋探しの時、ここまで確認している人は実際に災害を経験された方ぐらいなので気にされている人は少ないです。
ですが、いつ何があるかわからない環境になってきている為、住みたい場所についてのもしもを考えておくのがおすすめです。
大雨が降った時、近くの川の氾濫の恐れや地震の避難場所、経路等、確認することで安心して住むことができるかと思います。
■のんべえさんならタクシー移動の距離も検討を!
お酒を飲みに行くと、ついつい話が盛り上がって“終電逃した~”なんてこともあるかと思います。
(この経験が無い方はしっかりされた方なのでこのお話は気にしなくて大丈夫です。)
そんな時、家に帰る手段としてタクシーを利用することが多いのではないでしょうか?
終電を逃した時間となるとタクシーも割り増し料金でいつもより高くなっています。
部屋探しの仕事をしていた時こんな方がいました。
“夜は酒を飲みに街によく出て終電を逃すのでタクシーで2,000円で帰れる場所”という方です。
実に賢い人だと思いました。自分の暮らしのイメージがしっかりあって、それに合った要望になっています。
遅くまで飲みに行く人は、どの辺りで飲む予定が増えそうか、どうやって帰るかも考えて住む場所を選ぶといいかもしれませんね!
タクシーを使わない場合はお酒を飲む場所から徒歩圏内に住むエリアにするのがいいと思います。
まとめ
良い部屋を見つける方法としては“そこに住むあらゆるシュミレーション”が大事になります。
引越しの経験が豊富な人はそのイメージがしっかりできている人が多いです。
最初からイメージ完璧でパーフェクトな部屋に住める人なんてそうそういません。
失敗の経験を重ねたり、経験者から知恵をもらったりして日々進化しているのです。
物件について気になることがあれば不動産屋に聞けば調べてくれるので事前に気になること、確認しておきたいことは聞いておくと良いです!ただし、細かく聞き過ぎると嫌がられます。
めんどくさい人、住んでからも細かくいってくる人と思われてしまうと気に入ったお部屋の入居を断られる可能性も・・・。
加減を知り、気をつけましょう!
生活のイメージができていればいい部屋探しにつながります!
正直調べたりするのは手間もかかるので面倒な事も多いですが、自分の大切な住まいの為に頑張りましょう!!
自分にとってのいい暮らしができますように応援しております🍀✨
では、また~👋
2022-01-29