博多暮らし3年目のちょびです。
博多に引越しして来てお気に入りの場所は博多駅です。美味しいものが揃っている他にワクワクする事があります。
それがJR九州の“お洒落列車”です。九州内ではあちこちで限定で走っている他の地域では見ないタイプの列車が存在しています。通常はその地域に行かなければ見ることができない、乗れない列車ですが時々博多駅へやってくることがあります。
これまでやって来てきた列車は見に行きました。
■或る列車(博多⇔由布院):2021.11.03
■指宿のたまて箱(鹿児島中央⇔指宿):2022.07.23
■2つ星4047(武雄温泉⇔長崎):2022.09.16
以前ブログで紹介しました↓↓
そして2023年、やってきたのは・・・
SL人吉!!!
SL人吉って
・現在は鳥栖(佐賀)⇔熊本間を走っている
※平日は基本運休
・以前は熊本⇔人吉(熊本県内)間を走っていたが2020年熊本豪雨の影響を受けた
・大正11年(1922年)日立製作所にて落成
・昭和50年廃車になり、保存されていた期間もある
・「SLあそBOY」という名で走っていた時代もある
・“日本最長老のSL”と言われている
・2024年3月引退予定
(100年越えで部品の調達やメンテナンスが難しい)
そんな長老が博多駅にやってくるとのことで私も行ってきました!!その様子を今回ご紹介します。
こんな方におすすめ
- 「SL人吉」に興味がある
- 博多駅に来た「SL人吉」について知りたい
1.博多駅:7番のりば
人吉SLが博多駅へやってくると知ったのは3日前です。
JR九州からのお知らせで知りました。
“これはいかねば”
見た瞬間“行こう”と決めました。
事前に情報でだいたいのことは分かりました。
【事前情報】
■停車時間:2023.4.1(土)12:43~13:29
■のりば:7番
■見学は外観のみ
■DL(ディーゼル機関車)が「SL人吉」をけん引してくる
■先頭付近の撮影は係員の誘導で順番
2.やって来た:30分前には長蛇の列
そして、当日。
いよいよやって来ました!!
ギリギリで来るつもりが予定より30分早く着いてしまい
“早すぎたよな・・・”
と思いましたが、さすがSL人吉!!!
先頭にはすでに長蛇の列ができていました!!!
到着前。
「先に貨物が来ます。」
とガイダンスが流れたのに、貨物に対してカメラを向けるフライングが多数いました。フライングする人と周りの様子を見て焦って連れている人達、異様な光景でした。
12:43
大勢の人がカメラを向けています。これまで私が博多駅で見てきた見学会の中で一番の人数です。
「列は2列でお願いします」
駅員の声を聞いても守らない人多数です。
ホームへ入って来た!!と思ったら・・・
ドンッ!!!!
ながーーーい、ディーゼル機関車が登場!!
その後に・・・
来た💓
一目見たかったので感動です✨✨日本最古というのにピカピカすぎます!!かなりメンテナンス頑張っていそうです。
3.見とれる:ロゴ
みんなが写真を撮るのはだいたい“ロゴ”です。
意味が分かっている人もいれば、分からずに雰囲気で撮る人もいるロゴ。私は鉄オタレベルではない為、その場では意味は分からず、帰ってから振り返りで調べるタイプです。
今回よく見たのは“86”です。
大正11(1922)年、製造の8620形蒸気機関車(通称「ハチロク」)からきているようです。
ロゴ以外にも列車と列車のつなぎを撮影する人も多めです。
個人的に“すごい”と感じたのは列車に組み込まれた手すりのような棒です。“手すりなのか?”“別に役割があるのか?”疑問だらけです。
そして、今回“かっこいい”と思ったプレートがありました。
3つ連なって着いたシルバーのプレート
・JR九州 小倉工場 平成21年改造
・九州旅客鉄道株式会社
・新潟鉄工所 昭和54年
黒光りですがピカピカ仕上げなので人が反射して映ります。
人吉…
実はまだ行ったことが無い地域…。
“STEAM LOCOMOTIVE”
で蒸気機関車
歴史ある列車でもグローバル
そんなことを思いながらも今回、印象に残ったロゴはこちら!!
人、人、人、人だらけです!!
四という字にも見えそうで“ヒトヨシ”とどうにかしたら繋がるのでしょうか??息を吹き込んだようなデザインも意味深です。
ロゴのデザインにつては情報が無かった為、こちらも謎めいています。解釈は人それぞれなのかなと想像力が膨らみました。
4.内装:チラ見
今回は外観のみの見学の為、中には入れませんでした。その為、外からチラ見です。人が反射し映り込みやすいです。
それでも、今まで見たことない車内のデザインに驚きました。途中、黒皮の椅子もありました。
一番驚いたのは先頭です。
開放的な窓と空間。
外の景色を楽しむ為の椅子。メープルウッドをふんだんに使った展望室とのことです。
これは乗りたい!!!
ラストランの前にこの中から外を眺めてみたいものです。
5.いよいよ先頭:ワクワク
車内をチラ見した後、並んでいた列が徐々に進み先頭に近づいてきました。
黒光りの外装の中に立入禁止エリアが!!
そして複雑そうな機械。それを見守る乗務員。仕組みなんてものは詳しくは分かっていないけど、言えるのは“かっこいい”
いよいよ、先頭は目の前です。ワクワクです!!
近くで見ると迫力があります!!
急に幼少期、大好きだった“機関車トーマス”を思い出しました。
つ、ついに来ました!!!
これぞ!!蒸気機関車!!!!!
かっこいい!!先頭もピカピカすぎ!!
予定よりも多くの人が集まったようで写真は1グループ2枚までで制限がありました。
せっかく見えたのに、すぐ退散…。なんだか名残惜しいSL人吉…。
続く前は最初に見た、あのドンッ!!がいました。
近くで改めて見ると、こちらもやはり凄いです!!
あら??
反対側のホームもだいぶ混雑している様子です。私も向こうから一目見ようと移動しました。
6.移動:反対車線へ
階段を下りて上って反対側へやって来ました。反対側のホームの方が全貌が見えやすくなります。
でも、蒸気機関車は・・・
“目隠し”のようなものがついています。
どうやら「除煙板(じょえんばん)」と言うそうです。
除煙板の役割とは
・蒸気機関車に付いている付属品
・左右に設けることで空気の流れを上に持っていく
・運転席からの前方の視界が煙で遮られないように
ちゃんと重要な役割があるんですね!
反対側のホームに来ると見えるのは車輪です。
これがデカイ!!!!!
写真では伝わらないかもしれませんが“ワァー”となりました。
写真を奥まで撮ろうとしたところ・・・
黄いろいホームの線越えている人…。
9割以上の人が守っているので1人、2人飛び出ると写真を撮ろうとすると目立って入り込んでしまいます💦気を付けて頂きたいところです。
後方は先頭と違って撮影をしている人は少なめです。前に行くに連れ人が多くなっていました。
やはり、気になるあの“人だらけ”のロゴ
こう見ると、一本の線が先まで続いています。
どこまでも伸びる!!
1番端っこまで繋がっていました!!3車両セットのデザインとなっているようです。
反対側から見ても蒸気機関車、ひときわ目立つ存在感でした。
まだまだ、走れそうなぐらいピカピカな外観ですが、改修を積み重ねて多くの人の想いで現在も動き続けています。中身は100歳を超えた長老のSL人吉。12月~3月は運休しており、4月~6月は主に土日祝だけ運行予定。ギリギリのところで最後、頑張って走っているのかなぁと思うと列車なのに泣けそうです。
動かす大変さについては『トレたび』というサイトに機関士の話が掲載されていました。興味を持った方はご参考に!(リンクを“トレたび”に貼ったのでクリックすると閲覧できます。)
見学に行って、初めて見たのに急に愛着を持ってしまいました。これは別れがつらいです…。
7.まとめ
今回は2023年4月1日に博多駅にやってきた『SL人吉』についてご紹介しました。
【情報まとめ】
・来る告知はJR九州の通知より3日前
・当日は30分前から長蛇の列
・行った見学会の中では人が1番多かった印象
・先頭は人気
・見た目はピカピカで綺麗でも100年越え
(日本最古の蒸気機関車)
・今回の見学は外観のみ
・内装もこだわったデザインの様子で乗りたくなる
・外観ロゴの意味は謎めいている
通常は鳥栖と熊本間を走っている為、外観だけでも博多駅で見られるのはかなり貴重な体験となりました。とても名残おしく感じました。1年後の2024年3月引退。部品の調達やメンテナンスがかなり難しそうで維持が大変のようで致し方が無いところですが、寂しいものですね…。もっと早くに知りたかった列車でした。
毎日は走っていない為、乗れる時に乗りたい列車です。サヨナラの前に乗ってみてはいかがでしょうか?
※最新の運行情報はJR九州の公式HPをご確認下さい。
では今回はこの辺りで~👋
最後まで読んで頂きありがとうございました🌷
2023-04-01