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【試乗会レポ】七隈線開業*博多~天神南までたったの3分!?

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【試乗会レポ】七隈線開業*博多~天神南までたったの3分!?

博多暮らし3年目のちょびです。
先日、ずっと工事が続いていた七隈線が完成したとのことで“どうなったのか??”気になっていました。そんな中、ネットニュースで試乗会の応募を見つけました。

数日後、なんと・・・
当選しました!!!

応募者9,000人越えの中から当たったとのことで、とっても嬉しい想いでいっぱいです。そして迎えた当日。
落選された方も多かったということで一足お先に体験した模様と新博多駅地下を写真多めでご紹介していきます。

初めて行ってみて地下に広がる最新の空間と設備に驚きました!!

こんな方におすすめ

  • 新しくできた七隈線が気になっている
  • 博多駅で七隈線と空港線の乗り換えはどうか知りたい
  • 試乗会の様子を知りたい

1.行きたいエリアへの移動距離が短い!!

地下鉄が延びて嬉しいところですが中にはこんな声も聞こえてきます。

・天神で乗り換えたらよくない?
・この距離で出来て便利なの?


言われてみたらそんな気もしますよね!

博多駅周辺に住む者として思うことは・・・
天神から天神南へ行き乗り換えてその先の六本松や福大方面へ行くのは面倒です。

六本松へ行く時はバスを利用していました。約20~30分かかりこれが地味に遠く感じます。

七隈線が博多駅まで延びたことで時間が短縮されます!!

【六本松へ行く場合】
約20~30分 → 約12分


この約10分の時短が個人的には結構大きく感じます。

・朝の通勤間に合うか心配→余裕
・六本松の蔦屋のopenの椅子取り合戦に勝てそう
・約束の時間、開始前に早めにいける
等意外と10分で状況は変わるものでちょっとの時短が嬉しいものです。

そして驚いたのは天神南までの時間です。

【天神南へ行く場合】
約13分 → 約3分


メッチャ早い!!!

私が天神へ行く場合、行きたい場所は大丸デパ地下ビックカメラアイムドーナツ等、天神南エリアが中心だった為これは嬉しい移動時間です。カップ麺が仕上がる間、歯磨きをしている間にもう着いてしまうのですからこれは凄いと思いました!!

そして誰もが思ってしまうこと“天神と天神南をつなげられなかったのか?”私も気になり調べてみました。

天神と天神南が開通しないとされる理由

・空港線と七隈線は線路の幅が異なる
(空港線の一部は昭和48年開業・七隈線は平成17年開業)
・車両のサイズも異なる
・天神南駅ができる頃すでに天神地下街があった
・天神には巨大な地下駐車場とその下に貯水槽がある


技術的な問題がある様であそこに地下鉄を通すことは現実的ではなさそうです。その他、上がっていた理由は当時の財政(金不足)や西鉄の圧力等いろんな憶測が飛んでいる様子でした。“これ!”という情報は出していない為、それぞれ憶測です。
いろいろある様ですが今まで“中途半端な路線”“不便”と言われていた七隈線も博多駅まで延びたことで移動が楽になる人も多くいそうです。

博多駅まで延ばして利用客を増やすという目的もあるようなので一市民として活用したいです。

2:地下5階の世界へ

事前の話が長くなりましたがここからは新しくできた博多駅地下鉄七隈線の試乗会体験をご紹介します。

入口は博多阪急のデパ地下を出てカルビーやプレミアムめんべいがある向かい、博多カヌレがあるお店で曲がりまっすぐ進むとピカピカ輝く地下へと続く入口がありました。
一歩入るととにかく明るいです。

すぐ左側にエスカレーターと階段があります。こちらは今回利用不可でその先にある道を進みました。

入口で頂いたチラシを参考にしながら進みます。

カラーコーンがあることで“入っちゃいけない場所”に特別に来ている感があります。曲がると・・・

さらに道が続きます。左端にあるスッキリしたデザインの消火栓と非常ボタン初めて見ました。ちょっとしたところも最新感があります。
突き当りの道、左手に見えてくるのは・・・

吹き抜けた下の階です。ガラス張りで広がる地下の構造に思わず“スゴッ!!!”と声が出ました。
これから見えている下の階へと下ります。

ピカピカエスカレーターにピカピカの手すり階段新しい設備のにおい。
新しいってやっぱり気持ちがいいです。数日後、多くの人が使うとあっという間に汚れてしまうかと思うと試乗会、人が映らない世界は貴重な体験です。

下に着きました。

地下の空間とは思えないドンっと明るく開放的な空間です。この吹き抜けは約8mあるそうです。地下って暗いイメージが今までありましたが、ここはイメージが異なります。今まで私が見た駅の中で1番明るく感じました。

ここの階ではJRや新幹線のりばの方面、バスのりばへの方面への道への案内が出ており道が分かれていました。

さらに驚いたのはここからまたエスカレーターに乗って地下へと向かいます。

長めのエスカレーターです。
下ると駅らしく券売機がありました。まだ未使用です。

試乗会では写真NGでしたが券売機の裏側も見せてもらえました!!複雑そうで初めて見て驚きました。
そしてなにやら動いているものが・・・

ゆ、ゆるキャラ!!!!!

いたんですね!ここで初めて見たゆるキャラ、一緒に行った旦那と討論になりました。

“あれは、なんだ??”
“あらいぐまか?”
“七隈線だからクマじゃない?”
“ちょっとリスっぽくない?”


検索結果は・・・
プレーリードッグ
当たるわけがない!!!

プレーリードッグは地下で生活して愛らしく親しみやすいというところからモチーフにしようです。納得です!!名前はちかまるとのことです。これを機に覚えました。

ゆるキャラの近くには新改札がありました。

この日はピッとせず自由に行き来ができました。“なにもせずに通ってもいいんだ”となんだか初めての経験で変な感じです。数日後にはこちらも何万人もの人が通過することになる場になりそうです。

ベビーカーや車いすの方が通りやすいように広めの幅になっているところもあります。


ホームへ行くにはさらに地下へと下ります。

再びエスカレーターか階段です。
博多阪急のデパ地下を出て新駅の入り口を入ってからここまでそれなりに歩いた感じがします。そして下る下るエスカレーター。今回は使っていませんがボタンを押さずセンサー感知の最新のエレベーターもあります。
気づけば地下5階です。

どんだけ掘ったの!?と驚きです!!

今日はワクワク感で胸高鳴りながらここまで来ましたが地下5階の世界への道のりはそれなりの距離で時間の余裕が必要かもしれません。

3.トイレも今時の配慮

地下に広がる空間はどこを見てもピカピカです✨もちろんトイレもピカピカです!

地下4階改札内にありました。試乗会で多くの人が使ったのか、女子トイレはすでに手洗い場付近がビショビショになっていたのが気になりましたが、ここで気づきました。

授乳室が男女兼用です。
男性トイレにもベビーベッド等が備えてあるようです。その他オストメイトに対応していたり着替え用ボードもあります。
トイレ1つをとっても時代の流れにあった設備を搭載しているようです。

4.分かりやすいデザイン

駅に来て注目したのは分かりやすいデザインです。

文字が書いていなくても絵(マーク)を見ただけで直感でその先に何があるか分かります。
のりばの案内もパッと見るだけで行きたい方向へと足が進みそうです。

実は先程紹介したトイレも工夫がされていました。認知症の人にもやさしいデザインを採用しサインも目線の位置にあわせています。


空港線と七隈線の乗り換えの場所でも分かりやすいデザインが印象的です。

結構大きなロゴで遠くから見てもどっちがどっちかわかるようなマークが光っていました。なんだか近未来感があります。

七隈線は緑のマークです。

空港線はオレンジです。
写真はランプの明かりが上手く反映されず綺麗に撮れていませんが実物はかっこいいです。今回の試乗会で私はこのマークに1番惹かれました。ぜひ乗り換えの用事が無くても、この駅に来たら1度見て欲しいと思ってしまいました。

5.気になる七隈線から空港線の乗り換えの道

周りでよく聞くのは“七隈線と空港線の乗り換えはどうなのか??”です。
試乗会で体験できました。先ほどのかっこいいマークがある地下4階にそれぞれのホームを行き来する道があります。

そこには“動く歩道”があります。

大阪の梅田にあるやつ!!

そんな横移動が楽なアイテムが備わっています。
距離は約55m。博多駅ビルの高さが60mなのでそれ引く5m…それなりの距離です。

動く歩道は便利で楽ですが、動きがゆっくりで隣で普通に歩いている人の方が早い!!!という事実もあります。
そして辿り着いた先を右に曲がり見えたのはエスカレーターと階段です。上に上ると・・・

そこが空港線のホームです。
天神と天神南の距離と比べるとかなり短くなったと感じます。でも地味に遠くも感じます。走ったとしても大勢の人が行き来している場となると1分移動は難しそうです。移動目安は3分と言われています。

【七隈線~空港線乗り換え道のり】
七隈線 博多駅ホーム到着(地下5階)
 ↓
エレベーター又は階段で上がる(地下4階)
 ↓
ひたすら歩く
途中、動く歩道有。約55m
 ↓
エレベーター又は階段で上がる(地下3階)
空港線ホーム到着


個人的に思ったのは、たまにならいいけど電車通勤慣れていないのでここを毎日行ったり来たりと乗り換えはちょっと面倒だなと思っちゃいました。開通しても六本松エリアの人が福岡空港周辺で働くのは時短はされるけど通勤するのは変わらず面倒な気はします。慣れれば大丈夫なのかもしれませんが…。

6.いよいよホームへ

さて、いよいよ地下5階のホームへ行きます。

先程も紹介したこの場所から地下へと向かいます。初めての地下5階です。


着きました!!!

ピカピカのホームとやさしい色合いの電車✨
注目はホームと電車との段差・すきまがほぼありません!!

ベビーカーや車いすの人が出入りしやすいユニバーサルデザインとなっています。

駅に来ていろいろ歩きましたが階段とエスカレーター以外段差を感じませんでした。他の場所でも工夫がされているようです。

そしてのりばの伝言板は福岡らしさがありました。

代わる代わるいろんな国の言葉のガイドが出てきます。

車内はこんな感じでした。

乗り心地は至って普通です。ただただ、綺麗です。

長椅子ではなく一人一人区切りがあるタイプなので“もっとつめないと”というプレッシャーからは解放されそうです。

車内のドア上に出る液晶も綺麗です。

驚いたのはカメラの映像がかなり鮮明に映し出されていた事です。

大きく映し出されて運転手の位置からよく見えます。

ホームからもこの映像は確認ができますがくっきりと自分が映っており驚きました。


再び外に出て車両見学です。

ホームの先端の部分は少しボコっと出ており写真が撮りやすくなっていました。

丸みを帯びていてかわいらしいフォルムです。


写真を撮った反対側は始発ということもあり行き止まりです。

においはコンクリートの新しい感じが漂っています。
先程、スマホを高めに上げて写真を撮りましたがリアルな目線でホームを見るとこんな感じです。

電車は結構隠れています。

この日は限られた人だけしか入れなかった為、誰もいないピカピカホームが貴重です。
それにしても明るいホームです。

7.博多から天神までの移動があっという間

そして、いよいよ出発の時です。今回は博多駅から天神南まで移動します。

出発

手を振られながら出発しました。私の居場所は車両の一番後ろです。先頭は人が大勢いたので空いていた後ろに行きました。ということでバックから見る地下を紹介します。

グングン進みます。地下なのにハッキリと見えます。
写真左側に映り込んでいる黒の物体はワイパーです。“地下でワイパーいらんやろ!”と思う人もいると思いますが車体を洗浄した時に水を切ったり、地下では砂埃やチリ等が多く為、掃けるのに必要のようです。

そして、すぐ現れたのは・・・

別の道!!!!ここでつながりました。
調べていて分かった事はこの真上が博多駅前のあの2016年に起きた大陥没の場所らしいです。まだ福岡に住んでいませんでしたが衝撃を受けた事故です。それを乗り越えて今に至り、いろんな人の想いと努力でこの場が存在していると思うと凄いことだなぁと感じました。

想いに浸りながら場はどんどん変わっていきます。

タイムマシーンに乗っているかのような空間が広がっています。見とれていると・・・
少し減速しました。

櫛田神社前駅が近いようです。

博多駅を出てから1分15秒櫛田神社前駅に到着
早ッ!!と思っていたらもう出発です。

再び加速します。

先程と違ってちょっと暗めのスタートです。

再び明るくなり、ビュンビュンと進んでいきます。

地下鉄でこれまで先頭、又は後部で道のりを見たことが無かったこともあり地下に広がる空間が新鮮で見とれてしまいます。不思議な感覚です。こんな景色がしばらく続きました。

そして暗くなって少しすると減速します。天神の地下街並みのどんよりとした暗さです。
と思っていたら、もう駅です。

駅は明るいです!!
到着

博多駅を出てから
たったの3分!!!!!

あっという間です。櫛田神社駅前からは1分30秒ほどで天神南に着きました。

博多駅ではホームまで結構下りましたが天神南はシンプルです。1回エスカレーターを上ると改札があり出ると地下街です。

天神南駅は一部調整中でした。なによりも嬉しかったのは出てすぐに現れた・・・

大丸のデパ地下の入り口です!!
博多阪急デパ地下から地下鉄移動で3分大丸のデパ地下!!!大好きなデパ地下移動がかなり時短です!!これで大丸へも行きやすくなりました。

今回の試乗会の感想は“まるで1つのアトラクションに乗った”そんな気分です。地下の様子が見えてグングン進む目に映る光景が目に焼き付いて終わってみればとっても満足です。このような貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

8.まとめ

今回、3月5日(土)に開催された七隈線の試乗会と駅構内の見学をご紹介しました。

【情報まとめ】
・地下なのにとにかく明るい
・博多駅から七隈線ホームまでは下る下る地下5階
(エスカレーター又は階段移動が地味に多い)
(最新式のエレベーターもある)
・見どころは分かりやすいデザインと段差の無さと吹き抜け
・トイレは改札内、今の時代にあった設備
・七隈線と空港線の乗り換えは約3分
(お助けアイテム動く歩道がある)
・福岡市地下鉄のゆるキャラはプレリードッグのちかまる
・博多⇔天神南が3分
・他エリアも結構時短
・駅の伝言板はいろんな国の言葉


ちなみに気になる運賃は博多⇔天神南間は片道210円です。


細かく紹介はしませんでしたが駅の換気・空調は外から取り入れた空気をフィルターできれいにして給気していたり、下水熱を利用した空調設備が使用されていたり見えないところも技術が詰まった駅となっています。感動しました。


そして、どこを見てもピカピカで綺麗で最新感溢れる地下でしたが1カ所だけ違っていました。

事務室にある席は錆びれていました。妙に好感が持てました。応援したくなります。

姪浜周辺で空港線を主に利用する人、七隈線を利用する機会が少ない人にとっては“なぜつくった?”と思ってしまいそうな開通ですが博多駅周辺の住民にとっては移動幅が広がるので嬉しい出来事です。バスで行こうと思えば行けた場所も時間をかけてまで行きたいとは思わなかったので電車移動だと行く気になります。私だけかもしれませんが…。

出張や通勤で福岡市外から天神南や福大へ行きたい人にとってもかなり便利になるのではないでしょうか??
多くの人が利用することで黒字経営になることを願いたいところです。私は今回の試乗会で新駅と一瞬で天神南へ移動できたことに感動したので大丸に行く時はしばらくバスや自転車ではなく地下鉄を利用したいです。

では今回は長々でしたがこの辺りで~👋
最後まで読んで頂きありがとうございました🌷

2023-03-11

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ちょび

🏠アラサーの会社員
🏠一人暮らし歴11年経験
🏠博多暮らし4年目突入
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