博多暮らし2年目のちょびです🌷普段、博多駅周辺をぷらぷらしている人です。博多駅ビルで美味しいものを探すのが好きでよく行きますが今回は運動不足を解消すべくお散歩へ出かけました。向かった先は初めての『博多旧市街地』です。福岡市が今、盛り上げようと頑張っているエリアです。どんな場所なのか気になったので向かうことにしました。
実際、行ってみると・・・
「えっ!?福岡にこんなところがあったの??」
「京都みたい!!」
「来て良かった!」
そんな場所でした。
そんな『博多旧市街地』の初めのスポット承天寺は博多駅から約700mの場所にあり徒歩約10分程で辿り着きます。
約10分で雰囲気がガラッと変わりちょっとしたタイムスリップ感を楽しめます。
今回『博多旧市街地』をお散歩して素敵な場所だったので順番にご紹介します。同じくお散歩が好きな方はぜひご参考頂ければです!
こんな方におすすめ
- 博多駅周辺のおすすめを知りたい
- 歴史・寺院、神社が好きな方
- 気分転換したい
1.博多旧市街地とは
先程から話に出て来る『博多旧市街地』って何??と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
正直、私も福岡に住むまで全く聞いたことも無く、知ることもありませんでした。知ったきっかけはポストに入る福岡市が発行している“地域誌”でした。風情ある風景に魅了され“福岡にこんな場所あったんだ”という印象でした。
“どうぜ、遠いんでしょ??”と思っていたら、まさかの博多駅から徒歩圏内だったのでビックリでした!!
どんな場所
■かつて中世に日本最大の貿易港湾都市・博多の中心として栄えた「博多旧市街(オールドタウン)」
■歴史ある寺社が連なる静寂なまちなみ
■文化、祭り、伝統等、博多をよく知ることができるエリア
■主に祇園駅(博多駅から1駅/徒歩10~20分)周辺のエリア
博多に移住してきた人も観光で訪れた方も行って見ると新たな“博多を発見”できる場となっているのでおススメです。
2.お散歩場所
さぁ、お散歩スタートです。
今回ご紹介する『博多旧市街地』のスポットは一気に紹介していきますが実際、2日に分けて行きました。行動範囲はそんなに広くはないのですが見たいもの多すぎてウロウロしたので結構歩きました。
ゆっくり歩き進み『ふるさと館』の建物にも入ったのでトータル約5時間です。
ご紹介する場所は下記マップとなります。
博多駅を出発し、最初のスポット『承天寺』へ向かいます。博多駅にばるバスターミナル前の道を歩き進むとすぐ『承天寺通り』があります。そこを進んでいくと公園が見えてきます。
①出来町公園
博多駅から約5分ほど歩くと見えてくるだだっ広い広場は『出来町公園』です。ここにはびっくりするぐらいのレンタルチャリが並んでいたりサラリーマンやOLが休憩している様子が見られます。
プチ情報
・蒸気機関車の動輪がついた「九州鉄道発祥の地」と刻まれた記念碑がある
・1889(明治22)年、九州初の九州鉄道が開通し初代博多駅があった場所
・2017年12月「博多旧市街プロジェクト」の第1弾として約2億円かけリニューアル
・6台分の乗降スペースあり
②博多千年門 (辻堂口門)
出来町公園から徒歩1分程で見えてくるのは『博多千年門』です。
とっても立派な門です。門をくぐりながら上を見上げると造りが細かく模様まで入っているので見ておきたいところです。
夜になるとライトアップされます。
プチ情報
・平成26年3月に完成。幅高さ共に8m。総事業費は8,800万円と言われている
・博多の寺社町エリアへ入るウェルカムゲート
・門扉は太宰府天満宮より寄贈された樹齢千年「千年樟(せんねんぐす)」使用
・欄間の彫刻には博多織の献上柄模様がある
・門の名称は当時公募して決定。「これまでの千年の重みとこれからの千年の繁栄を願ったもの」という意味が込められている
③承天寺通り
博多駅から歩いてこれまでも承天寺(じょうてんじ)通りを歩いてきましたが、『博多千年門』を超えてからは雰囲気がガラッと変わりました。
“博多にこんな場所があったの??”
まるで別の地域に来た感覚です。静寂な感じと寺院の塀が続く道を見て京都を思い出しました。
平日はほぼ人がいませんでした。
④承天寺(うどん・そば・饅頭・山笠 発祥地)
承天寺通りを少し歩き進めると右手側に門があります。中に入れます。ここが通りの名前にもなっている『承天寺』です。
門をくぐってすぐ左に石碑が見えます。
左から「饂飩(うどん)蕎麦 発祥」「御饅頭所(おまんじゅうどころ)」「満田弥三右衛門」の碑です。
ここから日本の食文化や伝統が生まれたと知らずに訪れたのでビックリでした!!!
うどんも博多が発祥とは知らず・・・。うどん好きなのでついついその歴史を掘り下げて調べてしまいました。その内容は別ブログにアップしたので同じくうどん好きな方はご参考下さい↓↓
奥に進むと大きな風情ある建物が!!
1人で入りづらく行けませんでした💦次、頑張ろう💨
そして、チラッと見えた素敵な庭✨
うわぁー✨素敵💛
こういう景色を見ると“やっぱり、京都みたい”と思ってしまいます。博多駅から徒歩約10分でこんな場所があることに驚きの連発です!!
敷地を移動して承天寺仏殿へ行くこともできます。先ほどまでの建物がある敷地とはまた別です。近くですが入口が承天寺通りではないのでぐるっと回ります。
こちらも立派な建物で風情がある場所です。入口には博多で有名なお祭り『博多祇園山笠発祥之地』の印がありました。特別何か資料を置いていたりは無いですが石碑だけ置いています。
⑤ 東長寺・福岡大仏
承天寺通りを抜け「祇園駅」の近くへと向かいます。目印は緑の看板「もち吉」です。その横にあるお寺が『東長寺』です。大通りに面しています。
入口も立派です。中に入ってみます。
五重塔の朱色が綺麗です。中に入ることはできませんが結構、近くで見られるので見ごたえバッチリです!!
ここでぜひ、見て頂き体験して頂きたいのは『福岡大仏』です。
中は写真NGですが、拝観料50円で地獄めぐりまでできます。
その時のスリル体験は別ブログでアップしたので気になる方は合わせてご参考頂けれです🙌
そして、福岡大仏の建物と隣接する本堂もとっても立派な建物で圧倒されますよ!
プチ情報
・空海(弘法大師)が日本で最初に創建したお寺
・旧市街地のライトアップ期間にライトアップされ幻想的な空間になる
・節分の日、博多まつり『東長寺節分大祭』がここで行われる
・五重塔の上にある輪の伏鉢には空海が持ち帰ったと言われる仏舎利(釈迦の骨)が納められている
⑥大博通りと櫛田表参道
東長寺をでてすぐ目の前の大通りは「大博通り」です。4車線で広い通りです。歩道も広いです。歩いていると謎の陶器が飾ってありました。
盗まれないか心配してしまいました…。
大博通りの向こう側に見える鳥居が気になります。
行って見ましょう!!
鳥居をくぐってすぐ右手に小さなパン屋さんがあります。ここは『パン屋のぺったん』です。かわいい顔パンを多く販売しており博多らしいにわか面もあったりと大変人気のパン屋です。
プチ情報
・売り切れたら終了(人気すぎてオープンしてすぐ店じまいの日もあるほど)
・土日は休み
閉まっているとポストに伝言があります。
そしてさらに進み今度は左手にスパムおにぎり屋の『ポーたま』があります。
ここも人気です!ウーバー等もしています。美味しいと話題の店ですが、個人的にスパムをそんなに食べない人なので今回は遠慮しました。
⑦博多町家ふるさと館
先程と場所は変わらず引き続き、櫛田表参道を歩いていると右手側に見えてくるのが『博多町屋ふるさと館』です。
■開館時間:10時~18時(入館は17時30分まで)
■料金:大人1名 200円
この辺りは町屋が並びまた先程までとは違った雰囲気です。ふるさと館の中に入ってみました。
博多織の実演をしており見ることができました!!機織りの音がコトンッ、カタンッと響いており非日常的でした。
町屋の建物の見学もできます。その他、博多の歴史や博多人形、博多の祭りの山笠の動画等を見ることができ“博多を知るならまずはここ!!”という場所でした。また時間がある時にゆっくり資料を見に行きたいところです。
プチ情報
・定期的にイベント有
・有料で博多張子、博多独楽、博多曲物、博多人形は絵付け体験が可能
・館長は長谷川法世さん。博多通りもんやうまかっちゃんのCMに出ている知る人ぞ知る有名人
・博多土産コーナーも有
⑧櫛田神社
櫛田表参道の突き当りにあるのが『櫛田神社』です。
博多の夕方のニュースでよく出て来る場所です。節分やお祭り等、行事ごとに紹介されています。そんな場所ですが、初めて訪れると“えっこんな街中にあったの??”という印象でした。
中に入ってみます。
思っていた以上に広いです。次から次へと参拝する方が途切れることなく訪れています。
博多祇園山笠が奉納される神社としても知られています。山笠のお祭りは7月でこの期間、街はにぎわいあちこちで飾り山笠を見ることができます。ここでは期間問わず1年中、飾り山笠が見られるのも魅力です。
銀杏も有名です。樹齢千年と言われています。長寿延命のシンボルとされる御神木でもあります。
ちなみに、季節が変わり節分の時期になると・・・
神社に入る鳥居の前におたふくのお面が登場します。これは日本一大きな「おたふく面」と言われています。これも初めて見てビックリでした!!
⑨聖福寺(日本茶の発祥地)
櫛田表参道を戻り、再び東長寺の方へと進みます。東長寺の裏側の通りへと進むとそこに『聖福寺』があります。
再び雰囲気が変わりました。ここは国指定史跡で日本最初の禅寺として知られている場所です。
ここはGoogleマップで見ても分かる通り、とっても広い敷地です。個人的にはワクワクして歩き進めましたが、人によってはグッタリするかもしれません…。
塀を見ると今まで見たことがない模様をしています。これは『博多べい』とのことです。
博多べいとは
豊臣秀吉が九州を平定する頃に博多の町は毛利・大友・島津などの諸勢力による合戦が相次いでいた。その焼け跡に残った石や瓦を埋め込んで作った土塀が『博多べい』と呼ばれている。
中を歩き進めると・・・
日本茶発祥の『茶の木』を発見しました。大切にされていそうですが、なんだか寂しさを感じました…。それでも、ここから日本茶が発祥したと思うと考え深いものです。
そしてさらに歩くと、また立派な建物がありました。
大きめの池もあり水の音も聞こえていました。なんとも、落ち着ける場所です。
さらに奥へと進みます。
建物の前に木の棒が立った場所がありました。
建物と紐でつながっています。何か意味がありそうです。張り紙を見てみます。
建物の中にいらっしゃる安座の仏様の右手と結ばれていることが分かりました。よく見ると建物内に仏様が見えました。
柱に触れて健康を願うことにしました。
静寂された場所で敷地が広く立派な建物が多い聖徳寺は心が洗われる感じがします。
敷地内は飲食ダメなんですが、近くで働いているであろうOLや学生さんがそれぞれ1人でお昼をとっている様子も見られました…。
緑が生い茂っている時に訪れとっても癒される場所でした。紅葉の時期になるとまた違う雰囲気へと変わりそうです。
プチ情報
・過去にブラタモリで紹介された
・1195年源頼朝(鎌倉幕府初代将軍)よりこの地を賜り栄西禅師を開山し創建された
こうして博多駅と戻っていきました。
3.まとめ
博多駅から承天寺通りを進み、博多千年門をくぐり徒歩約10分程でたどり着く『承天寺』から始まった今回の博多さんぽ。
今まで知っている博多のイメージとはまるで別の世界でした。タイムスリップをしたかのような歴史ある町並みに博多を深く知れる場所が多くとても勉強になりました。寺院巡りはリフレッシュにもなり、落ち着ける場所ですが1回で全部まわるのは正直、疲れます。観光で訪れた場合は一気に巡りたいところですが、すでに住んでいる方は日を置いて少しづつ季節を変えて巡るのがおすすめです。
■承天寺・・・饂飩、蕎麦の発祥地。庭を楽しむならここ!
■東長寺・・・大仏、スリル体験(地獄めぐり)、五重塔等、歴史物を見るならここ!!
■櫛田神社・・・地元で大切にされている神社、飾り山笠を見るならここ!!
■博多ふるさと館・・・博多の歴史、文化等いろいろ知りたい場合はここ!!
■聖福寺・・・とにかく広い、静寂な佇まいの中リフレッシュするならここ!!
新しい博多の魅力発見✨と非日常を体験するのに博多駅から西へ同じように歩き進めてみてはいかがでしょうか?
では、今回はこの辺りで~👋
最後まで読んで頂きありがとうございました🌷
2022-05-22