博多暮らし3年目のちょびです!九州の暮らしは初めてでいろいろと文化の違いに驚く日々です。引っ越してきて、まだまだ知り合いも少ない私。おでかけはだいたい一人。今のところ、博多のまちは発見が多くぷらぷらと一人でも楽しめています。そんな中、博多にやってきて一番ときめいたのは
“JR九州の列車”です。
山口に住んでいた友だちが以前
「九州の列車、メッチャおしゃれやけん!!私好きなんよ!!」
と言っていて、見たことが無かった私は“そうなんだー。”ぐらいに思っていました。実際住んでいると、ニュースや駅で宣伝しているJR九州情報を知ると、なんとまぁ、洒落たこと!!
電車や列車は“ただの乗り物”と思って過ごしてきた中だったので、そのお洒落列車達に驚きです!!
お洒落列車は観光列車なので乗車するにはお高めの運賃が必要です。
ですが、博多駅には時々そのお洒落観光列車の見学会があり、入場券だけで、その列車を間近で見る事ができたり、短時間ではありますが乗ることができます。
この見学会、不定期ですがとても楽しみにしている会です。これまで3回見に行きました。
■或る列車:2021.11.03
■指宿のたまて箱:2022.07.23
■2つ星4047:2022.09.16
どれも魅力的な列車でしたので今回は『JR九州のお洒落列車見学会』の模様を写真多めでご紹介します。
こんな方におすすめ
- JR九州のお洒落列車が好きな方
- 博多駅の列車見学会に行きたい方
1.お洒落列車見学会に行く方法
お洒落列車の見学会は不定期です。そして、駅で大きな告知も見かけません。
“一体いつあるのか?どうやって知るのか?”
疑問に思う方もいるはずです。
私が開催を知る方法は①ネットニュースと②JR九州のメルマガです。
ネットニュースは自分で気にして見るので忙しいと見逃す場合があります。その為、おすすめはメルマガです。
実際行った見学会もそれぞれメルマガで事前に(だいたい1カ月ぐらい前)お知らせ通知が来ていました。
時間も限られた時間です。だいたい2~3時間ぐらいの停車でいなくなってしまいます。
メルマガで届く情報に
・何番のりばか
・日にちと時間
・注意事項やできること等
の情報が記載されています。この情報を頼りに当日向かいます。
駅内に入るには入場券が必要です。そのままどこかへお出かけする人はその切符で入れます。
私はただお洒落列車を見たいだけなので毎回、券売機で入場券を購入しています。
参考
博多駅の入場券は150円です。
※発売時刻から2時間以内の使用制限がある為、購入時間早めは注意!!
そして、事前に知っておきたいことICカードは入場券対応していません。
どういうことかというと、ICカード(ICOCAやSUGOCA等)を改札機でピッとして入って出る時にピッと退場できないのです。
窓口で声をかけて処理をしてもらうと時間がかかるので、ちゃんと券を買って入退場することをおススメします。
という訳で、ここからは各お洒落列車3選をご紹介していきます。
2.或る列車
初めて見学に行ったのは『或る列車』です。正直、最初読み方から分かりませんでしたが“ある列車”です。
或る列車って
・明治39年(1906年)九州鉄道がアメリカに豪華列車を発注したが活躍する機会が無かった幻の列車
・世界的な鉄道模型の神様(原信太郎氏)が設計した模型を元に水戸岡鋭治氏がデザイン・設計
・食やおもてなしもこだわっている
・現在は博多⇔由布院を走っている
(以前は博多⇔長崎、佐賀)
・料金は大人1名29,000円~41,000円
(コース料理・ドリンク代込み/片道料金)
或る列車は豪華列車とのことで、見た目もゴールドでピカピカです。
そして、どこを見てもかわいすぎます!!
ロゴも素敵です💛
こんな模様が入った列車今まで見たことがありません。
そして、今回の見学会は中に入ることができました。
赤いじゅうたん!!!!!
高級感増し増しです。
2号車はお食事の事前予約の方専用。気軽に入れるのは1号車。それでも、30分ぐらい待ちやっと入れた或る列車内。
お洒落すぎる!!!!!
入口のステンドグラス感✨黒光りの扉。
雰囲気を醸し出す照明。
床、ソファー、窓、カーテンとかわいすぎです!!!!!一人でテンション、メッチャ上がりました!!!!!!
どれも私好み💛
天井も細かく模様が入っていて細部までこだわりが見られます。ずっと見ていられるあきないデザイン。
テーブルの脚も金ピカ✨床も素敵!!
グッズも紹介で置いていました。買ってしまいそうなほどですが、こちらもお高めです。
4人掛け席と反対側は2人掛けの席。外を見やすい位置の椅子。これで旅をしてみたいものです。
あらゆるところが素敵なデザインで列車とは思えない内装ですが全体を見ると列車内なのでこじんまりしています。
人が集まるとギュウギュウ感があります。そして、奥にはカウンタースペース!!
か、かっこいい✨✨
奥の道も素敵✨
模型も雰囲気があっていい感じです。
床から天井、左右、どこを見てもこだわりが詰まっています。
かわいくて、かっこいい、或る列車素敵すぎました✨✨
或る列車の中で注文した1杯のコーヒー。いつもより美味しく感じました。
たった数十分のひと時がこんなにも最高で月日が流れても記憶に残る体験です。きっとこれに乗って旅に出た日には普通の生活ができなくなるんではないかと思ってしまいました。もう少し歳を取ってから、とっておきの特別な日に乗ると心に誓った列車でした。
3.指宿のたまて箱
続いて見学に行ったのは『指宿のたまて箱』です。指宿(いぶすき)といえば鹿児島です。“いつか、あの砂風呂に埋もれたい”と思っている地です。普段、鹿児島を走っていて福岡では見ることができないと思っていたこの列車、特別運行でまさかの博多駅にやってきたのです!!
この機会を見逃すわけにはいかないと見に行きました。
半分白。半分黒。
独特のデザインです。停まっていると片面の白ばかりを見ることになりましたが、やはり普通の列車とは違います。
或る列車がピカピカだったのに対し、指宿のたまて箱はレトロな感じです。前回は一人で見に行きましたが、今回は興味が無さそうな旦那を連れて一緒に見に行きました。そこで放った一言。
「これ学生時代に乗っていた電車と同じ型やと思う。」ほらと言いながら型番を見て言い出した。
!!!!Σ(・□・;)
ほんとうなのか??JR九州事情を知らないだけに何も言えないしわからない話でした。普通の電車がここまで変わるのか??お洒落列車ができるまでのストーリーにも興味を持ったひとときでした。
外装も内装も普通の列車とはちょっと違います。中に入れず、外から見学。
衝撃を受けたのはこの列車、たまて箱というだけあって、出入口の上の器具から白い煙が出てきます。
写真ではうまく煙が撮れませんでしたが、ユーモアも兼ね備えた列車です。リアルに老けてしまうのでは!?と思える楽しめる列車です。
指宿のたまて箱、略して『いぶたま』と呼びます。猫みたいなかわいい名前。
たまて箱のようなロゴがあちこちに散りばめられています。そしてこの日、ビックリしたのは・・・
乙姫と指宿の観光をPRしに来られていた南国チックな方達。鹿児島の方、ご対面初めましてです。
端っこへ写真を撮りに行ったら遭遇しました。指宿のたまて箱はあのおとぎ話を連想させる楽しい列車でした。見るだけでも満足でしたが指宿旅行の際は絶対乗りたいと思いました。
「指宿のたまて箱」情報
・通常:鹿児島中央⇔指宿間を走行
・片道大人2300円
※時期によって変動有
・全席指定
4.ふたつ星4047
最後に紹介するのは『ふたつ星4047』です。西九州新幹線の開通と同日(2022年9月23日)に走りだしました。通常は長崎と佐賀を走っていますが、その前に博多駅にやって来たので見に行きました。これから走り出すということもあって、或る列車並みにピッカピカ✨です。パールホワイトが美しい外観です。
調べてみたところ“キハ40、47形の車両で巡る”という意味でした。車両の種類のようで素人からするとちょっとマニアック感があります。
ピカピカ車両を一人でウキウキして見ていたら、旗を渡されました。
隣にいた、ちびっこが嬉しそうに旗を振る姿を見て自分も同じものを持っていることが“なんだか恥ずかしい”と思いました。
頭に2つ星が乗っていて白とゴールドカラーがかわいいです💛
ロゴもこだわりが見られます。
金ピカがまぶしいです✨
中は入れず、外からの見学ですが内装、お洒落な様子です。そして、気づけば周りは・・・
人だらけ!!!!!
観察をしていると、JR九州の関係者が多くいました。後は報道の人達と鉄オタ、ちびっこ達が大半を占めている様子でした。或る列車もいぶたまでも結構人はいましたが、今回が一番多く人が来ていた印象です。西九州の盛り上げ?に力を入れている関係なのでしょうか??
少し時間が経つと、車内のカーテンが開きました。
やはり、お洒落です!!或る列車にもあった切子模様が見られます。かわいい💛
ピカピカすぎて窓に人が反射して映り込むので写真が上手く撮れません。
入口もピカピカです。あまり中が見えませんが雰囲気良さそうです。そして、今回は時間があったので反対のりばへも行ってみました。
人が少なく、車両との距離がある分、間に人が入らず全貌が見えました。
素敵です✨✨綺麗な白色が青空にピッタリ合いそうです。いつまでも白く輝いていてほしいと思いました。
長崎⇔武雄温泉間は西九州新幹線が走りますが、同じくこのふたつ星も同じ行先で走ります。通る道はそれぞれ違いますが行く手段が増えました。なんとも贅沢な選択肢です。“いらない”との声が一部あがるのも分かる気がします…。
「ふたつ星4047」情報
・全席指定
・長崎⇔武雄温泉と江北⇔長崎と長崎⇔ハウステンボス区間運行
・おもな価格は3030円~4500円
5.その他紹介
博多駅に行くと紹介した3列車以外でも変わった列車がたくさんあります。一部紹介します。
1つはソニックです。福岡に引っ越してきてから小倉・北九州や大分方面へお出かけするのによく乗っています。九州旅行へ来た方は乗ったことがあるのではないでしょうか?
頑丈そうで名前の通り、速く走れそうな印象の外観です。中も写真は撮り忘れてありませんが、変わっています。そして、最初見た時から気になっていたロゴマーク・・・
私には“クロワッサン”にしか見えないのです…。
ちなみにこちらのソニックのデザインも或る列車をデザインした水戸岡氏です。JR九州=水戸岡さんというイメージが定着しつつあります。
水戸岡さんがデザインしているJR九州列車で最も高級なものがあります。
それは・・・
『クルーズトレイン「ななつ星in九州」』です。
3泊4日で九州を巡る旅となる列車ですがお値段65万~です。(※時期によって異なります。)車両によっては150万になる場合も!!!
超豪華列車でJR九州一です。
そんな高級列車の見学会は今のところありません。博多駅で停車している姿も私は見たことがありませんが、生活している中で時々見る事ができます。
博多駅~竹下駅の間で平日とある時間によく停車しています。荒れた通りから見える、黒光りのSEVEN STARS✨遠くから見ても、ただ者ではないなと思い足が止まってしまいました。かっこよすぎです!!!踏切で走っている姿も見かけましたが別格です。
定年退職したらこれに乗って九州の旅をしたいと思いますが、何十年とこの輝きを保ってくれているだろうか??と思う幻の列車です。お金と時間に余裕がある方はぜひ乗って欲しいと思う列車です。
ということで見学会以外のお話も含みましたがJR九州列車の魅力をお届け致しました。
6.まとめ
JR九州の列車はちょっと変わった列車やお洒落列車がいくつか存在します。魅力的に感じたものはだいたい水戸岡さんのデザインです。見て楽しい!乗って楽しい!が豊富で初めての九州暮らしをする住民としてはとても楽しませてもらっています。旅する時間が無くても博多駅に定期的に見学会でやってくるので、とても嬉しいひと時です。
これまで私が見学できたのは3列車です。それぞれの特徴をまとめます。
【或る(ある)列車】
・金ピカの豪華列車。デザインが細部までこだわっていてかわいい。
・博多⇔由布院間
・片道約3万~コース料理付でリッチ乗車。
【指宿(いぶすき)のたまて箱】
・白と黒の半々カラーで見た目からしてインパクト大
・年季が入っている感じで少々レトロ
・出入口から煙がでてくる本当の玉手箱感がある
・鹿児島中央⇔指宿間
・片道2,300円。時期によって変動。
【ふたつ星4047】
・新しくて綺麗。中もお洒落。パールホワイトの外観が美しい輝き。
・西九州新幹線と共に運航開始
・長崎⇔武雄温泉間
・おもな価格は3,030円~4,500円
見学会の案内についてはJR九州のメルマガに登録しておくと事前にお知らせメールが届くので行きたい方は登録がおすすめです。実際行くと列車到着前からカメラを持ち構えた人達が多くいます。3回行ってみてわかったことがあります。
3回見学した学び
・入場券はICカードで出入りできない為、券売機で買う
・車両が駅へ入ってくる時、車両が停まる先頭付近は人が多め。
後方の方が人が少ないので写真が撮りやすい。
・停車のりばの向かいのりばの方が人が少なく列車の全貌がよく見える
(人が映らずに写真が撮りやすい)
・ちびっこと鉄オタ、JR関係者と報道の人が主。
女子一人で行くとちょっと恥ずかしさがありますが、女性も数人見に来ているのを見かけます。特に或る列車のようなお洒落列車では女性が多かった印象です。お洒落列車は“走る美術品”という印象なので美術館やアートが好きな方はきっと好きだと思います。
ぜひ、九州内の旅行で乗車してみてはいかがでしょうか✨基本全席指定の為、席の確保が必要となります。乗ると決めたら早めの予約がおすすめです!
では今回はこの辺りで~👋
最後まで読んで頂きありがとうがとうございました🌷
2022-10-08