博多暮らし3年目のちょびです。
博多に住んでからよく見るのは“にわか面”です。にわか??っと思う人もいると思いますが、見ると“あーぁ、これね!”博多の定番のやつねと思うはずです。
存在自体は引っ越してくる前から知っていましたが、お土産で貰うこともなく自分で選ぶことも無く過ごしてきました。ふと思いました。
こんなにも博多の街で見かける、あのお面の定番土産をどうして今まで食べる機会が無かったのか??
そして、初めて手にして理由が分かりました。というわけで今回は初めて買って食べた博多らしい土産『にわか煎餅』についてご紹介します。
こんな方におすすめ
- にわか煎餅について知りたい
- 博多定番土産の事を知りたい
- にわか煎餅を買おうか迷っている
1.えっ!?これで「にわか」って読むのか
にわか煎餅の箱を見て、初めて気づきました。
二〇加=にわか
・・・
言われてみれば、読めなくはないけれど…。
そして店頭に並んでいた箱がこちら!!
パっと見て、あのにわかお面のせんべいのパッケージだとは気づかずでした…。“渋めの年寄り向けのお菓子だろう”どこかでそう思ってお土産コーナーでスルーしていました。
この箱があのにわか煎餅とは思っていませんでした。
お恥ずかしながら、ただの文字が読めていない人です。お土産屋に行って店頭に並んで目に入るものを見て定番と思うものを購入する事が多い為、別の博多土産を買っていました。
・土産屋でにわか煎餅の存在を忘れていた事
・見ても気づけなかった事
これがこれまで買うことが無かった理由だなぁと気づきました。貰うことも無かったので、私の周りはもしかしたら同じタイプの人がいるのかもしれません。
今更ながらですが、箱をよく見ればわかったのかもしれません。
みんなあのお面をつけています!!
そして、今まで手に取ることすらなかったこの箱。裏を見ると・・・
博多の方言!!!
コテコテの方言。“へぇ~”と感心しつつ、博多に住んで3年この言葉を実際使っている人にまだお会いできていません。未だに生粋の博多人と出会えていないのかと思いました。
2.ところで“にわか”ってなに??
包装しを剥がすと現われました!!!
ジャンッ!!!
おぉ~✨これこれ!!
となります。この面?顔?がやはり特徴的です。失礼ながらも、包装紙無しでこれがパッケージの方が気づく人が多く手に取る人が増えるのではないだろうか?と思っていたら小箱タイプ(少量)はこれが全面に出て販売している様です。
裏を見ると・・・
歴史を感じるデザインです。登録商標と取っていることが全面で分かります。にわか煎餅を製造している会社は東雲堂(とううんどう)さんです。
東雲堂ってどんな会社
・創業明治39年
・福岡市博多区吉塚に本社がある
・創業以来ずっと二〇加煎餅を製造している
・“博多の情緒に想いを寄せながら、ひとびとに笑みをはこぶ銘菓”がこだわり
二〇加煎餅は創業以来作り続けているということなので、かなりのロングセラー商品です。
参考
【二〇加煎餅が誕生した年の出来事】
・ロールス・ロイス(高級車)が創業
・ライト兄弟が飛行機で特許を取得
・年賀郵便の取り扱いが全国で開始
・阪神電気鉄道梅田駅が開業
初代内閣総理大臣の伊藤博文がまだ生きている時代と知って遠い昔に感じてしまいました。それだけ歴史ある商品が今もまだあるのが凄い事だなと感じました。
そして、思ったことは
ところで、にわかって何??
調べてみました。
にわか煎餅のにわかとは
・博多仁和加(はかたにわか)の半面を形どってできた煎餅
(博多仁和加は郷土芸能でユーモアな即興笑劇と言われている)
伝統芸で“にわか”がありそこからきていたんですね!!煎餅の事しか知りませんでした…。
箱を見て珍しく思ったのは・・・
栄養成分表示が1枚当たりの計算表記です。最近、見るお菓子は100gあたりの表記が多いのでちょっと珍しいなと感じました。こんなことを思うのは私だけだろうか…??
3.原材料たったこれだけ!?
箱を見て、さらに気づいたことがあります。それは原材料です。
【原材料名】
・砂糖(国内製造)
・小麦粉
・鶏卵/重曹(現在は膨張剤に変わっています。)
余分なものが入っていないお菓子すごくないですか??お土産ものと言えば長持ちするように、見た目がいいように、いろんな添加物や“なにこれ?”という名目が並んでいるのに全部わかるものしか入っていない商品で驚きました!!!
さらに、小麦も卵もこだわって上質なものを使っているそうです。
子供からご高齢の方まで年齢問わず無難で喜ばれそうなお土産です。
4.読み方間違ってたわ!!
にわか煎餅の魅力が増す中で、箱を見てさらに気づいた事があります。
“NIWAKA SENPEI”
読み方を間違っていたと気づきました。まさかの・・・せんぺい。
せんぺいって何??と思ってしまいました。再び調べてみました。
せんぺいとは
いろいろ説がありハッキリとはわかっていない様子
・九州北部の方言でせんぺいと呼んでいた説
・米から作ったものをせんべい、米以外をせんぺいと呼んでいた説
歴史あるお菓子だからこそ残っている呼び方なのかもしれませんね。今日からちゃんと“にわかせんぺい”と言うことにします。
5.ついにあの面を手に入れた!!
箱を開けてみました!!
オープン!!!
やっぱり、渋めな雰囲気です。箱の上面にプチプチが付いているのがなんだか優しさを感じます。
ちゃんとこちらにも“にわかせんぺい”と書いていました。販売しているお店も決まった場所での取り扱いのようです。
そして、私もついに手に入れました。
にわかお面!!!
つけて遊ぶわけでもない歳ですが、あちこちでみかけるこの顔を手に入れてなんだか嬉しくなりました。...この後、ただの飾りものになります。
裏面には注意事項等の記載があります。
ちびっこはこれをつけて遊ぶのだろうか??
こうして、二〇加煎餅とのご対面です。
ミニお面が4×4の16枚入りです。ちょっぴり中の顔が見えています。どれにしようかなと少し悩みつつ頂きます!!
6.食べたらあの煎餅を思い出した
二〇加煎餅は個包装されています。和紙のようなデザインの袋ですが、触るとツルッツル水に濡れても大丈夫そうな袋です。
裏面に情報が記載されていますが色合いの関係か私の目では見づらいです。袋を割いて現われたのはこちら!!
おっ!!!
これが有名な歴史ある二〇加煎餅か!!何とも言えない顔です。
厚みはこんな感じです。薄めです。
では、お初の二〇加煎餅を頂きます!!
パクッ!!
うん、思っていた通りの味です!小麦と卵の風味がするやさしい味わいの煎餅です。この系統の煎餅は固い印象がありましたが、これはそんなに固くなく食べやすいです。
育った地域のせいか、食べて思い出したのは・・・
“瓦せんべい”でした。
瓦せんべいと似ています。食べたことがある人は想像が付くかと思います。
比較すると二〇加煎餅の方が味がシンプルで薄く砕きやすいので食べやすく感じました。そして、楽しさがあると感じました。
こんな顔もでてくるもんだから、ビックリでした!!
7.ついやりたくなる事
にわか煎餅を手に入れて、ついやってみたくなったことは・・・
やっぱこれ!!
目に当てたくなるものです。自分の顔でもやりたくなりますが、今回はうちの・・・
くまもんです!!人によっては飼っている犬や猫、子供や自分の目にあてて食べる前にちょっと楽しんでから頂く方が多いようです。にわか煎餅の顔もいくつか種類があるので自分好みの面で楽しんでみてはいかがでしょうか?
8.まとめ
今回は博多で有名なお菓子『二〇加煎餅(にわかせんぺい)』についてご紹介しました。
有名とはいうものの、今まで福岡土産で貰うことも買ったことも無かったこの煎餅…。初めて食べて思ったこと知った事のまとめです。
・二〇加煎餅と書いてにわかせんぺいと読む
・製造している東雲堂(とううんどう)は歴史ある会社
・創業してから約120年近く二〇加煎餅を作り続けている
・“にわか”は博多仁和加(郷土芸能でユーモアな即興笑劇)からきている
・原材料はシンプル
・箱の中ににわかお面が1枚入っている
・にわか煎餅はいろんな顔がある
・顔にあてて遊びたくなる
・味は想像通り
・瓦せんべいを思い出す
今回もいろいろ気づきがありました。ずっと買いも食べもしなかったのに急にこのタイミングで食べることになった理由は・・・
ららぽーとで賞味期限間近で半額で売られていたからです!!いつでも買える存在こんな機会がないとなかなか買わないので…。
でも、今回いろいろ知って健康意識が高い人の土産に良さそうと思ったのでまた購入したいと思います。ぜひ最後まで読んできださったあなたも超ロングセラーなお菓子、買って遊んでみてはいかがでしょうか??
では今回はこの辺りで~👋
最後まで読んで頂きありがとうございました🌷
2023-02-17
〈情報更新〉 2024-01-04