
突然ですが、人生楽しいことばかりではありませんよね。時々、これでもかと言うぐらい悲しい思いをした事、ありませんか?
特に引越し先の知らない地でそんなことがあると心細く不安になるものですよね…。でも、そこを耐えれば良いことだってやってきます!そんな繰り返しですが、不思議なもので経験を積めば積むほど見方や考え方が変わってくるものです。
現在32歳。
実家を出たのは15歳。人生の半分以上知らない地をあちこちしているちょびです。
今は比較的、平和な日々ですがこれは10代、20代の経験があったからこそ回避できるようになった部分もあると思っています。
ということで今回の話は知らない地で絶望しても立ち直れるというエピソードをご紹介します。
『誰もが持っている身近なものが凶器となったこと(ものの扱いには気を付けてほしい)』『これではお嫁にいけないと絶望し泣きじゃくったこと』19歳のある日の出来事を書き留めます。
当時は悲しみに暮れていましたが、その後すぐHAPPYは訪れました!
今がつらい、悲しいと言う人はこの記事を見て、こんなことがあっても"何とでもなる"と少しでも前向きになってくれたら嬉しいなぁと思います。
1.悲劇が起きた日

当時の私の状況
・19歳フリーター(親とケンカして自分で学費を稼ぐ日々)
・バイト掛け持ち生活(稼ぎの半分以上はすべて学費貯金)
・京都で姉と2人暮らし
とある日の出来事。
朝、雨が降っていた。
この日は朝、電車に乗ってバイト。その後、近所でバイトする日であった。
早起きが苦手な為、出かけるのはいつもギリギリ。
駅まで歩いていく予定が電車に間に合わない可能性が出てきた為、バイト遅刻したらまずいと傘を片手に自転車で駅へ向かう。(今のご時世はダメやけど)
15時過ぎバイトを終えた。その頃には雨も上がり気持ちよく晴れていた。
再び自宅の最寄り駅に到着。
次のバイトがある為、急ぎ目で自転車をこぎ自宅へ向かう。
ここのカーブを超えたら家はもうすぐそこ。
家まであと、30mほどの距離
そんな時・・・

ガッシャン
カラカラ(タイヤが回る音)
えっ・・・。

さっきまで乗っていた自転車が自分の体の上にある・・・。
一瞬、何が起きたかわからなかった。
すると、通りすがりの兄さんと姉さんが急いで向かって来た。
「大丈夫か!?さっき凄い音したで!」
自分が派手にこけたことを認識した。あまりにも恥ずかしすぎて「大丈夫です、家もうそこなんで・・・」と慌てた。
傷の痛さよりも恥ずかしさの方が勝っていた。
急いで家に入った。
帰って鏡を見て驚いた。
唇が血だらけ・・・。
そして気づく。
前歯がない・・・。1本ない・・・。

初めて見た自分の間抜けな顔に泣いた。
前歯が無いとこんなにも間抜けに見えるとは。人生終わったと思った。
「まだ、10代やのに残りの人生こんな顔でどうやって生きてけばいいんや!!」
「こんなひどい顔ではお嫁にいけない…。」
思わず口に出てた。
絶望だ。
こけた現場に行き歯を探してみたけど見つからず…。
(見つけたところでどうもできないけど、なぜか探してた)
大きなダメージ。
家に後から戻ってきた姉も引くぐらい泣いた。

「とりあえず、病院へ行け」と言われ向かう。
この日は日曜日。
緊急しか空いておらず、最悪だ。
治療費も高く付き、病院でできるのは消毒の傷の手当だけ。
肝心な「歯」は何もしてもらえず、医師に歯医者へ行くことを勧められる。傷だらけの顔と歯が無い事のダメージが大きくて涙が止まらなかった。
この日、残りのバイトは休んだ。
傷だらけでショックが大きかったけど、バイト先の人達に"自転車でこけてケガしたぐらいで休むな!"そう思われるのも嫌だった。
ということで次の日、歯医者で治療後"誰でもこれなら休むでしょ!"と言わんばかりに傷だらけの口元が残る状態で涙を堪えてバイトへ向かうのであった。
2.原因は・・・誰もが持つ身近なもの

ところで気になるのは・・・
これ程までに負傷をおった原因、自転車でぶっ飛んだ原因とはなんだったのでしょうか?
事故って悲しみに暮れた日、自分でも原因はわかっていませんでした。
のちに道の状況を見に行きましたが、大きな段差もなくボコボコした道ではあったのでそれかなぁ、石に乗り上げたのかなぁと不思議に思いながらしばらく過ごしていました。
数か月後・・・
また自転車でぶっ飛びかける出来事が起きました。(今回は幸い怪我なし)
共通点は同じ雨上がりの日。
そう、気づきました。
原因は傘です。
誰もが持っているあの、雨具の傘です。
当時の私は自転車で傘を運ぶのにハンドルにぶらさげていたのです。

実は傘をこの場所に置く事が大変危険な行為だったんです!!
カーブを曲がったことでタイヤに傘が刺さってタイヤの回転がストップされぶっ飛んでいたのです!!

まさに、身近な持ち物である「傘」が凶器へと変貌した場面です。
最近ではこんなことにならないように便利グッズもある様です…。
当時知っておきたかったです。きっと何人か同じ思いをされた方がいることでしょう…。
ちなみに歯が取れるとこんな状態です↓↓

かなりダサいです。お見せできませんが、歯が無いと本当に間抜け顔になります。
※この写真は19歳の時ではなく、また数年後再び治療でつけた歯が取れた時の写真です。(機会があれば続編で書き留めます)
3.周りの反応

自転車で派手にケガをすると周りに知れ渡ります。知らない地でも関りが薄かった人達にまで知れ渡ります。見た目が口まわり傷だらけなので誰でも気づくところではありますが…。
ケガが治るまでにあった印象的なエピソードをここで2つご紹介します。
■陽気な関西人にあだ名をつけられる

私のバイト先には陽気なおじさんがいました。
京都という土地柄もあってでしょうか、関西の陽気なノリでいつも話をしていて楽しい方です。
ケガ後、会ったら心配そうな顔を一瞬したと思ったら爆笑されてしまいました。
そんな人につけられたあだ名は「自爆テロリスト」
自分で勝手に事故って大けがしたからという…。
ケガが治るまで言われ続ける日々でした。ですが、日常的に他のことも含めよく話しかけてもらっていたので、悪い気はせずむしろ悲しまずに済みました。
■「こけはったん?」が泣ける

歯を失った翌日、歯医者へ行きました。当たり前ですが1日経ってもケガがすぐ治るわけもなく隠せるわけもなくケガだらけの状態で行きました。そんな状態なので待合室ではみんなが見てくる状況でした。(目立つので当たり前だ)
そんな中、隣に座っていた知らない品のあるおばあちゃんが声をかけてきました。
「どしたん?こけはったん?」
とってもやさしい、ふんわり包み込むような声。そして京都弁。これはずるい。
なぜでしょう??今まで堪えてたものが再び崩壊しそうになりました。泣けちゃいそう…。
なんとか涙をこらえ、見知らぬおばあちゃんと話を続けました。とってもやさしい人。見知らぬ人なのに心配してくれてやさしい言葉をかけてくれて一瞬で癒されました。
その日の治療を終えお別れしたけど、その後も私の記憶にいつまでも残るあの時の
「こけはったん?」
傷だらけの人間にとって知らない地でのその言葉はやさしさの塊です!イチコロでした。
自分もあの時のおばあちゃんのように傷を負っている人を見かけたらやさしい言葉をかけられるようになりたいなぁと思うところです。
4.その後のHAPPY

悲しいことがあった後、すぐにいい事は訪れました!
それは・・・
✨✨人生で一番の「モテキ」です✨✨
歯を失って"お嫁にいけない"とあんなに絶望したのに!!
ミラクルです!!
(いい歯でもついたのか・・・?)
当時はスマホではなくガラケーメインの時代でした。
焼肉屋のバイト中、客が少ない遅い時間の出来事。
割りばしの袋に連絡先を書いて渡されるという今ではあり得ないシチュエーションがあったり、他のバイト先でも声をかけられることが増えました。
そして、彼氏ができました!(割りばし袋とは違う人)
どん底からまさに急展開の出来事です!!
あきらめないって大切ですね!
5.まとめ

身近にある便利な物も使い方を間違えれば、大事故です!自分が言うのもなんですが本当に気をつけましょう!
また、歯を無くすと自信を無くします。とんだ間抜け顔に絶望を覚えます。
そして治療費も高くつきます。
保険適応のものと保険外のものと説明をされます。(いわゆるインプラントの案内)
これについても後悔したことが有、知っておくと良い事があるのでまた別の機会にお伝えできればと思います。
今回の件で学んだこと
・自転車と傘の相性は悪い。
・歯を失うと顔の印象が変わりすぎる(歯は大切にしたい)
・知らない人を含め周りの人になんだかんだ支えられている
・絶望でも耐えればどうにでもなる。気にしなくなる。むしろネタになり人と話やすくなる。
こんなところです!
今がつらい方、悲しい方も一時を乗り越えれば、きっといずれ良いことがまわってくると思います。どうしようもなく落ち込んだ場合はものの考え方を考えてみるのもいいかもしれません。
最近は読まなくても乗り越えられるようになりましが、おすすめは中学時代に先生に教えてもらった本『ブッタとシッタカブッタ』です。
4コマですがものの考え方の本質を簡潔に言ってくれているような本です。
本嫌いでも読める本になっています。ぜひご参考までに!
※シリーズがいろいろ出ているので自分に合ったものを見つけるのもいいと思います!
20代はこの本をよく読みました。ちょっと心細くなってしまったりする一人暮らしのお供におすすめですよ!
では、今回はこの辺で👋
最後まで読んでいただきありがとうございました🌷
2022-02-24